頭皮ケアを習慣化されている女性はどれほどいるでしょうか。
おそらく、「顔はスキンケアを欠かさずやっているけれども、頭皮はシャンプーやリンスで済ませてしまっている」という方が大半でしょう。
たしかに、顔は頭皮と違って髪に覆われておらず、さらけ出された状態です。ですから、すぐに顔の肌トラブルに気づき、ケア意識が働きます。
一方、頭皮については、髪で覆われているため、トラブルに気づきづらく、なかなかケア意識が働きにくいものです。
また、頭皮よりも髪のケアが先行されてしまい、なかなか頭皮までケアが行き届かない。というケースもありますね。
頭皮と顔の皮膚は密接な関係があるため、頭皮をケアする事で顔の皮膚にも良い影響を与えることができるのです。
ここでは、頭皮と顔の皮膚との関係性を検証し、適切な頭皮ケアをご紹介します。
頭皮の皮脂腺は顔の2倍
「頭皮がベタベタする」「頭皮にニキビができて痛い」こんな症状に悩まされた事はないでしょうか。
こうした頭皮の不快感は、気温が高くて湿度の高い日や、運動をした後に感じやすいですね。
こうしたベタつきを放っておくと、悪臭やフケなどの原因となり、周りにまで不快感を与えてしまうことになります。
では、なぜ頭皮にはこうしたトラブルが発生しやすいのでしょうか。
それは、頭皮には皮脂腺が密集しているからなのです。その数は、顔の皮膚の2倍とも言われています。
また、皮脂腺だけでなく汗腺も多いため、頭皮のトラブルは避けられないのです。
頭皮トラブル
ここでは、いくつかの頭皮のトラブルについて見ていきます。
誰しもが思いあたるトラブルばかりですが、積極的に対処している方は少数です。
ベタつき
皮脂腺が活発になる時期は、頭皮がベタベタしたり、皮脂の臭いが漂ってきたりする事もあります。
いくら顔のお手入れを念入りにして綺麗にしていても、頭皮のベタつきが目立ってしまうと、周りに不潔な印象を与えてしまいます。
また、頭皮と顔の皮膚の境目のこめかみ部分では、頭皮の皮脂による化粧崩れも起きやすくなります。
頭皮の硬さ・抜け毛
最近抜け毛が多い、髪が痩せてきたというお悩みをお持ちの方もいます。抜け毛や髪の痩せは頭皮が硬くなり、良い髪を育てることができなくなっている証です。
頭皮を触ると異常に硬くて、弾力性がない女性は要注意ですよ。
頭皮が硬いという事は、それとつながる顔の皮膚も弾力やハリが低下した状態になっているのです。
言い換えれば、頭皮を和らかくしてあげる事で、必然的に顔の皮膚もハリや弾力を取り戻すことになるのです。
フケ・痒み
フケや痒みが気になる方は、頭皮の毛穴に余分な皮脂やシャンプー・リンス、整髪料などの成分が詰まっているのかもしれません。
特に、シャンプーやリンスをすすぐときなどは、顔や肩などに剤が流れないように注意する必要があります。
万が一、シャンプーやリンスの成分が肌に付着してしまい、そのまま時間が経過すると、顔に吹出物などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
頭皮ニキビ
頭皮の皮脂腺が肌の皮脂腺の2倍である事から、当然頭皮ニキビのリスクは大きいです。
薬を塗ろうとしても、髪が邪魔をして、なかなか塗れないという点もニキビ悪化の元ですね。
さらに、頭皮は髪の毛などで蒸れやすい環境を作ってしまうため、頭皮にできたニキビは化膿しやすくなるのです。
頭皮と肌は一枚の皮膚
頭皮と肌は一枚の皮膚で繋がっています。ですから、頭皮にトラブルが発生し出すと、次第に肌にも悪影響が出るのです。
特に、頭皮がたるみやすくなると、肌も同じようにたるみが出やすくなります。
顔の若さを保ちたいのであれば、顔だけのスキンケアに固執するのではなく、頭皮も並行してケアする必要があります。
頭皮もお顔と同じ
これまで、頭皮と顔の皮膚は密接な関係があり、表裏一体というお話をしてきました。
頭皮の老化は肌の老化も同然という事が言えるため、頭皮のアンチエイジングを推し進める事はとても大切な事です。
このように、顔の皮膚の良し悪しまで決めてしまう頭皮はどのようにケアしたら良いのかをまとめています。
シャンプーとリンス
シャンプーやリンスを選ぶ時は、髪だけでなく頭皮の皮脂や汚れをしっかり除去できるタイプのものを選びましょう。
また、頭皮ケアと言うと、男性用のスカルプシャンプーを連想しがちですね。
しかし、女性が男性用のスカルプ系シャンプーを使用すると、過剰に皮脂を取り除いてしまい、頭皮の潤いが不足しやすくなります。
ですから、女性が頭皮ケアをするときには、女性用と記された商品を選ぶようにする事が適切です。
頭皮ケアローション
頭皮のケアを積極的にしたいという方ならば、スペシャルケアとして頭皮ケアローションの使用が望ましいです。
ほとんどのローションには、顔の肌ケアと同じように保湿成分をはじめとした多数の成分が配合されています。悩みの用途によってローションをセレクトすれば、頭皮トラブルを未然に防ぐ事ができます。
下記の肌並みに応じて、頭皮悩みに応じたローションを選ぶ必要があります。
フケ・痒み
フケや痒みは、皮脂などを餌に繁殖する雑菌によるもの。また、痒みを伴う症状は、頭皮が炎症を起こしているのかもしれません。
このような症状には、保湿成分だけでなく、抗菌作用や抗炎症成分などが含まれているケアローションが望ましいですね。
硬くなった頭皮
紫外線や空調の影響により乾燥がエスカレートし、頭皮が硬くなる事があります。
硬くなった頭皮は、ハリや弾力を失い、顔の肌にまでたるみを引き起こすことになります。そのように乾燥した頭皮には、潤いをダイレクトに補う事が効果的です。
こうした悩みには、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの潤い成分が配合されている頭皮ケアローションを選ぶようにしましょう。
頭皮の不快臭
頭皮の皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖したりすると、頭皮からは不快な臭いが漂うこともあります。
そうした不快な臭いの根源を断ち、爽やかな香りを纏わせるタイプのローションがオススメです。
こうした香りはリラックス効果をもたらせるため、交感神経や副交感神経の働きを穏やかに調整してくれます。
その結果、頭皮だけでなく顔の肌にも良い影響を与えてくれるのです。
育毛剤
抜け毛や薄毛が気になるのであれば、頭皮のターンオーバーが乱れているのかもしれません。
特に、出産後や30代後半の女性はホルモンバランスが乱れやすくなるため、抜け毛や薄毛悩みが増えだします。
そのようなデリケートな頭皮悩みには、育毛剤を取り入れてあげましょう。
最近は、天然成分が配合された育毛剤などが販売されています。肌の弱い女性でも安心して使用する事ができますね。
頭皮デトックス
ここ数年、頭皮のデトックスメニューを取り入れている美容サロンが多くなりました。炭酸を使ったタイプや、クレイ(泥)などを使用したタイプのデトックスがあります。
頭皮デトックスは、美容室によっては、ヘッドスパなどと呼ばれる事もあります。施術内容としては、美容技術者により、頭皮を揉んだりほぐしたりする施術がメインです。
このような一連の作業を繰り返すことにより、次第に顔のリフトアップにもつながるのです。
また、特殊な機器を使用して毛穴に詰まった老化脂を溶解し、毛穴の奥からスッキリさせるメニューもあります。
こうしたヘッドスパと呼ばれるメニュー相場は、3,000円~5,000円くらいです。コスパ面から考えても、月1回を目安に受ける事が理想的ですね。
ドライヤーの使い方
ドライヤーの熱は頭皮を乾燥させたり、痛めたりする事があります。
必ず頭皮から数十センチ離してドライヤーを当てるようにしましょう。
また、ドライヤーが地肌に悪いからと、自然乾燥になっている女性も多いです。ですが、生乾きの頭皮は雑菌繁殖の絶好の場となってしまうため、洗髪後は必ず頭皮中心にドライヤーを当てるようにしましょう。
頭皮マッサージ
頭皮のマッサージは、家庭でも簡単に取り入れる事ができます。シャンプーの最中や、寝る前など、ご自分のタイミングで実践してみてはいかがでしょうか。
毎日継続する事で、頭皮も顔もハリのある美しさを蘇らせる事ができるはずです。
クイックマッサージ
ここでは、家庭で簡単にできる頭皮のクイックマッサージをご紹介します。
頭皮だけでなく、肌悩みまで意識しながら、実践してみてくださいね。
①下がった口角悩み
側頭部を引き上げるようにマッサージする事で、下がり気味の口角をキュッと上向きにします。
同時にたるみやすいフェイスラインも綺麗に引き上がります。
5本の指で10回程度、こめかみやフェイスラインを持ち上げるようにマッサージしてください。
②目周りのクマ
デスクワークの多いかたは、後頭部が凝りやすくなります。
そのため、眼精疲労にまで発展し、目周りがクマになりやすかったり、くぼんだりと老けて疲れた印象を与えやすくなるのです。
グーにした手で、後頭部をグリグリと持ち上げるようにマッサージしましょう。
これを5回ほどくりかえします。
③額のシワ
額のシワができやすい人は、額から少し上くらいに位置する前頭部に対してマッサージします。
額と前頭部付近を引き上げるようにマッサージしましょう。
これを5回程度繰り返します。
まとめ
頭皮ケアを取り入れることは、顔のアンチエイジングにもつながります。まさに、一石二鳥の効果が得られると言っても過言ではないでしょう。
頭皮と顔のケアを切り離して考えていたと言う女性も多いですが、この記事でも述べたように、頭皮ケアを充実させて、美しい肌もゲットしてくださいね。
